お酒が飲めないキャバ嬢は務まらない?

キャバクラ嬢のお仕事の一つに、「お酒を飲むこと」があります。お客さんとトークを繰り広げるのと同じくらい重要なお仕事ですね。未経験者でも頭の中のイメージは、「お酒を飲んで男性とおしゃべりをするのがキャバクラ嬢」となっているのでは?

ここで不安に感じる人もいますよね。そう、お酒が飲めない女の子です。

「下戸だとキャバクラ嬢は務まらないの?」と考えてしまうのは自然なことでしょう。

その答えは最後にちゃんと書きますが、キャバクラ嬢とお酒というテーマは、意外と深いものがあります。

キャバ嬢未経験者が思ってる以上の事情やシステムがあるので、ここではそこについて説明していきますね。

フェイクアルコール=ソフトドリンク!


『フェイクアルコール』という言葉は聞いたことがありますか?

この流れでこの質問をすれば、聞いたことがなくても、それが一体何なのかはわかるかもしれません。

そうです、フェイクアルコールというのは、お酒に見せかけているけれども、実はアルコールの入っていない飲み物のことです。

わかりやすく言ってしまうと、ソフトドリンクですね。

お店によってはフェイクアルコールという表現ではなく、普通にノンアルコールドリンクと呼ぶこともありますし、フェイクドリンクと呼んでいることもあります。どれも基本的には変わりません。

ただ、普通のソフトドリンクの場合もあれば、あえてアルコール飲料に似せた飲み物であることもあります。カクテルっぽく見せたり、水割りやソーダ割りのように見せたりするわけですね。

キャバクラ嬢はお酒を飲んでいると見せかけて、このフェイクアルコールを口にしていることも珍しくありません。もちろんお客さんに知られることなくです。

お客さんはキャバ嬢がお酒を飲んでいると思いきや、ただのジュースや炭酸飲料をガブガブ飲んでることもあるんですよ。

お店によってはフェイクアルコールの合図が決まってることも

フェイクアルコールを飲んでいることは、お客さんには悟られないようにするのが基本です。お客さんにはお酒を飲んでるフリをするために、ノンアルコールだけどお酒に見える飲み物が用意されてるわけですね。

問題は、どうやってお客さんに知られずにフェイクアルコールを飲むかですが、これはお店によって変わってきます。

そもそもお酒が飲めない女の子がお酒の注文をしたときには、フェイクアルコールをボーイさんが持ってくる、というお店もあります。最初から決まってるってこと。

女の子がその時々の体調や状況に合わせてフェイクアルコールを注文することもあるんだけど、その時は、例えば「ウーロン“ハイ”」って注文したらアルコール入りで、「ウーロン“割り”」って注文したらフェイクアルコールって具合に、サインが決まってたりするんです。

注文時にボーイにメモを渡してオーダーを入れるシステムのお店だと、お酒の名称を書いた横に「星印とかハートマークとかを書き込むフェイクアルコール」と決めているところもあります。

もしアルコールが苦手な女の子がいれば、働くお店のシステムは最初に説明してもらえるはずですから、それを覚えてしっかりと活用しながら無理のない接客をしましょう。

お酒が飲めなくてもキャバ嬢は務まります!

フェイクアルコールについて説明してきましたけど、もう最初の疑問の答えはわかりますよね。そうですね、お酒が飲めなくてもキャバクラ嬢になることはできるし、ちゃんと務まります。

お店側がお酒の弱い女の子に対して、説明したようなシステムやドリンクを用意してくれているので、アルコールに弱いというだけでキャバクラ嬢になることを諦めたり、ためらったりする必要はないんです!

ただ、これはお店によって違ってくるので、ここは少し注意したいところでもあります。

ほとんどのお店はお酒が飲めなくてもOKなんですが、中には強引にお酒を飲ませようとしたり、「とりあえずダメになるところまでは飲んで」みたいに言ってくるところもあるんです。

無理矢理ではなくても、そもそもキャストはアルコールは飲むもの、という考え方のお店もあります。

お店ごとのシステムや考え方は体験入店の時にチェックするか、面接の時にちゃんと確認しておきましょう。そうすれば、お酒が飲めない女の子でも安心して働けるはずですよ。